書籍「ベビーサイン」について

2010.10.11  イラストは高校生が
表紙のサインは「ミルク」と「抱っこ」です。
(「おっぱい」は別のサインです)

この本のイラストは当時高校生だったS君が筆で書いてくれました。
(もう大学も卒業して社会人です)

何度も直しながら・・・ではなく、私のサインの形の手を見てサッと一気に描いたものです。
自費出版の時は表紙だけカラーで中は白黒でした。(費用削減のためですが)

毎日新聞社からの発行になってカラーになり、「グー」ちゃんは青、「パー」ちゃんは赤になりました。
とっても可愛いイラストで好評です。
1ページに1サインで講座に来た赤ちゃんたちは絵本のように見ていましたよ。

2010.10.10 書籍「ベビーサイン」を書くきっかけ

トップページは私の本の表紙です。
赤ちゃんが使うサインについてのブログを閉鎖せざるを得なくなり、もう一度改めて書いていこうと今日2010/10/10に再スタートです。

私が書籍「ベビーサイン」を書くなんて、自分でも思ってもいませんでした。
(隣の「シニアサイン」はいつか書きたいとは思っていましたが)
2002年に日本のある著名な大学の教授の本を読んだ時、そこにのっていたのは、たった6個でしたがアメリカのベビー用サインだったのです。

そのころは手話通訳者として、また専門学校やカルチャーセンターなどで手話講師として活動していました。
また学校の総合的学習などに手話を取り入れてくれていたので、保育園から高校まで多くの生徒に手話を知ってもらう活動もしていました。

あのころ、どこへいっても生徒から出た質問が「手話は世界共通ですか?」。
音声言語が違うように、手話も歴史、文化、生活などが違えば手話も違います。

赤ちゃんのコミュニケーションの文章に添えられていたのがアメリカの手話、そしてその本を書いた先生はご自分が引用したサインが「日本のではない」ということをご存知だったのか?という疑問を持ちました。

聴覚障害者福祉に携わり、日本の手話が広まるようにと活動してきた私は、この1冊の本がショックでした。

ならば日本の手話で赤ちゃんとコミュニケーションをとる方法を広めたいと思い、2004年3月自費出版、大好評を得て9月に毎日新聞社より上の可愛い表紙で出版されました。
現在7刷目です。


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